スタディサプリのデメリットを徹底解説!後悔しないための選び方と活用法

「スタディサプリを子どもに使わせてみたいけど、本当に大丈夫かな…」と気になっている親御さんも多いのではないでしょうか。

月額1,980円という低価格で有名なスタディサプリですが、「安いだけで効果がないのでは?」「続けられるか心配」という声もよく聞かれます。

この記事では、教育アドバイザーとして数多くの家庭の学習相談に関わってきた立場から、スタディサプリの正直なデメリットをわかりやすく解説します。デメリットを知ったうえで上手に使えば、子どもの学力アップに役立てることができます。ぜひ最後まで読んでみてください。


目次

スタディサプリとはどんなサービス?まず基本をおさらい

デメリットを理解するためには、まずスタディサプリの基本的な仕組みを知っておくことが大切です。どんなサービスなのかを把握することで、「自分の子どもに合うかどうか」を判断しやすくなります。

スタディサプリの基本的な特徴

スタディサプリは、リクルートが運営するオンライン学習サービスです。小学生から高校生・大学受験生まで幅広い年齢層に対応しており、プロ講師による動画授業を月額1,980円(税込2,178円)で視聴できます。

主な特徴は以下のとおりです。

  • 動画授業の本数が豊富:5万本以上の授業動画が見放題
  • 有名講師が担当:スタジオ撮影されたクオリティの高い映像授業
  • テキスト(問題集)も対応:授業に対応したPDFテキストをダウンロード可能
  • スマホ・タブレット対応:いつでもどこでも学習できる

このように非常に便利なサービスですが、全員に向いているわけではありません。上記のような特徴があるからこそ、逆にデメリットになる部分も存在します。次のセクションから、具体的なデメリットを一つひとつ見ていきましょう。

対象年齢と対応教科

スタディサプリは、小学1年生から高校3年生・大学受験生まで対応しています。教科は国語・算数(数学)・理科・社会・英語と主要5教科をカバーしています。

高校生向けには「大学受験向けコース」も用意されており、早稲田大学・慶應義塾大学・東京大学など難関大学の受験対策にも対応しています。一方で、小学生向けは「基礎学習の定着」を目的としたコンテンツが中心で、中学受験専門の難関問題演習には対応していない点に注意が必要です。

たとえば、中学受験で御三家(開成・麻布・桜蔭など)を目指す場合は、スタディサプリだけでは難易度が足りないケースがほとんどです。子どもの目標に合ったサービスかどうかを確認することが大切です。

料金プランの種類

スタディサプリには複数のプランがあります。代表的なものを以下の表で整理します。

プラン名月額料金(税込)主な特徴
ベーシックコース2,178円動画授業が見放題・テキストDL可能
個別指導コース(中学生)10,780円専属コーチによる学習管理・質問対応あり
合格特訓コース(高校生)10,780円専属コーチと毎日学習管理・弱点克服サポート

ベーシックコースは価格が安い反面、自己管理が必要になります。逆に個別指導コースや合格特訓コースはサポートが手厚い分、費用が5倍以上になります。この料金の幅がデメリットとして挙げられることもあるため、プラン選びは慎重に行うことが重要です。


スタディサプリの最大のデメリットは「自己管理の難しさ」

スタディサプリを使ってみたものの「続かなかった」という声でもっとも多いのが、自分で学習を管理する難しさです。特に小学生・中学生のお子さんを持つ親御さんからよく聞かれる悩みです。なぜ自己管理が難しいのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

授業を「見るだけ」になりがち

スタディサプリの動画授業は非常にわかりやすく、見ていて楽しいコンテンツです。しかしだからこそ、「動画を見ること=勉強した気分」になってしまう落とし穴があります。

実際に学力が伸びるには、動画を見た後に問題を解いて定着させることが不可欠です。ところが多くの子どもは「動画を見て満足」してしまい、テキストの問題演習まで手が回らないケースが多くあります。

これは大人でも同じで、YouTubeを見て「わかった気になる」のに似た現象です。動画視聴はインプットに過ぎず、アウトプット(問題を解く練習)がなければ成績には結びつきません。特に英語の長文読解や数学の文章題では、ただ動画を見るだけでは対応力がつかないことが多いです。

学習スケジュールを自分で決める必要がある

塾や家庭教師と異なり、スタディサプリでは決まった授業時間がありません。「いつ勉強するか」「何を勉強するか」はすべて自分(または親)が決める必要があります。

自由度が高い反面、計画を立てるのが苦手な子どもにとってはハードルになります。「今日は疲れたから明日でいいや」「どの単元をやればいいかわからない」という状態になると、サービスを契約しているのに全然使えていない…という事態になりかねません。

特に受験を控えている場合は、逆算したスケジュール管理が必要です。たとえば中学3年生が高校入試に向けて中学1・2年生の復習をするには、どの単元から始めるかを計画的に決める必要があります。このような学習設計が自分でできない場合は、ベーシックコースだけでは不十分かもしれません。

保護者のサポートがないと続きにくい

小学生や中学生が一人でスタディサプリを使い続けるのは、正直かなり難しいと感じます。特に小学1〜4年生の場合、動画の操作やテキストのダウンロードなど、保護者のサポートなしでは難しい場面もあります。

また、子どもが「今日やった?」と聞かれなければサボってしまうケースも珍しくありません。スタディサプリを効果的に使うためには、保護者が学習状況をチェックする仕組みを作ることが大切です。アプリには学習履歴が確認できる機能があるので、週に一度は一緒に見返す習慣をつけるとよいでしょう。


子どもによっては「合わない」と感じるケースも

スタディサプリが向いていない子どももいます。「うちの子には合わなかった」という声を教育相談の現場でもよく耳にします。どんな子どもが合いにくいのかを理解しておくことで、無駄な出費を防ぐことができます。

集中力が続きにくい子どもには不向き

スタディサプリの動画授業は1本あたり15〜20分程度のものが多く、集中して視聴する必要があります。しかし、学習への集中力がまだ育っていない子どもや、画面を長時間見ることが苦手な子どもには、この形式が合わない場合があります。

特にADHDや学習障害(LD)の傾向がある子どもは、動画授業のテンポが合わなかったり、一方向の説明だけでは理解しにくかったりするケースがあります。こういった場合は、対面指導や個別指導塾(たとえばトライや明光義塾など)のほうが向いていることが多いです。

スタディサプリ自体に問題があるわけではなく、学習スタイルの相性の問題です。無料体験(14日間)を活用して、お子さんが動画授業に集中できるかどうかを事前に確認することをおすすめします。

双方向のやりとりが必要な子どもには物足りない

スタディサプリのベーシックコースは、基本的に一方向の動画視聴です。「わからないところをすぐに先生に聞く」ことができません。質問したい場合は個別指導コースへのアップグレードが必要で、別途費用がかかります。

「なぜそうなるの?」「この問題の別の解き方は?」といった疑問をその場で解消したい子どもや、先生からほめてもらうことで学習意欲が湧くタイプの子どもには、物足りなさを感じる可能性があります。

たとえば数学で因数分解・二次方程式など苦手単元が出てきたとき、動画を繰り返し見るだけでは理解に限界があることもあります。そういった場合は、Z会や進研ゼミのように添削指導がある通信教育と組み合わせるのも一つの方法です。

ゲーム感覚で続けられる仕組みが少ない

スタディサプリは学習コンテンツの質は高いものの、ゲーミフィケーション(ゲーム的な楽しさ)の要素は少なめです。たとえばスマイルゼミやチャレンジタッチのように、ポイントを貯めてアバターをカスタマイズしたり、ランキングで友達と競ったりする仕組みはほとんどありません。

「勉強したらご褒美がある」「クリアしていくのが楽しい」という動機付けが効きやすい低学年の子どもには、スタディサプリよりもゲーム感覚で学べるサービスのほうが継続しやすいケースがあります。

お子さんの性格や学習スタイルを観察したうえで、向いているかどうかを判断することが大切です。


中学受験・難関高校受験には向いていないケースがある

スタディサプリは「学校の授業に追いつく」「基礎を固める」という目的には非常に優れています。しかし、難関校の受験対策となると話は別です。受験を考えているご家庭は、この点をしっかり押さえておきましょう。

中学受験の応用問題には対応していない

中学受験、特に御三家・難関中学(灘・開成・麻布・桜蔭など)の受験では、学校教育の枠を超えた特殊な問題が出題されます。スタディサプリの小学生向けコンテンツは、あくまでも学習指導要領に沿った内容が中心であり、中学受験特有の「つるかめ算」「植木算」「旅人算」などの特殊算や、難度の高い理科・社会の問題演習は扱っていません。

中学受験を本格的に目指す場合は、日能研・四谷大塚・SAPIX・早稲田アカデミーといった専門の進学塾と組み合わせるか、専門塾への切り替えが現実的です。スタディサプリは「先取り学習」や「基礎の再確認」として活用するのが賢い使い方といえます。

高校受験の難関校対策にも限界がある

高校受験においても、開成高校・国立附属高校・難関公立高校(日比谷・西・翠嵐など)を目指す場合は、スタディサプリの標準的なコースだけでは対策が不十分になることがあります。

もちろん、スタディサプリには「難関校受験対策」の講座も用意されており、難しめの問題にも対応しています。しかし、過去問演習・模擬試験・添削指導といった、受験本番に向けた実践的なトレーニングは手薄です。栄光ゼミナールや湘南ゼミナールなどの地域密着型の進学塾と組み合わせることで、より効果を発揮できます。

大学受験では科目・大学によって差がある

大学受験向けには「スタディサプリ大学受験講座」があり、共通テスト対策から難関大学対策まで幅広いコンテンツが揃っています。人気講師・関正生先生の英語講座や、山内恵介先生の数学講座などは高い評価を受けています。

ただし、東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学などの最難関大学では、二次試験の記述問題対策が重要です。論述・記述の添削指導はスタディサプリでは基本的に受けられないため、鉄緑会や駿台・河合塾などの専門機関と組み合わせることが現実的な受験戦略になります。


スタディサプリのコンテンツ・サービス面でのデメリット

スタディサプリのサービス内容に関しても、知っておきたいデメリットがあります。「思っていたのと違った」とならないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。

テキスト(問題集)は自分で印刷が必要

スタディサプリの授業に対応したテキストはPDF形式で提供されており、自分でダウンロードして印刷する必要があります。市販の問題集のように手元に本が届くわけではありません。

印刷環境がない家庭にとっては、コンビニでの印刷費用がかかったり、手間が増えたりするというデメリットがあります。また、テキストは1冊あたり数十ページに及ぶものもあり、全教科・全単元分を印刷すると相当な枚数になります。

テキストを紙で手元に置きたい場合は、1冊1,320円(税込)で別途購入することも可能です。ただし、コストが増えるため、最初から進研ゼミやZ会のように教材が郵送されてくるサービスのほうが管理しやすいと感じる家庭もあります。

英会話・スピーキング対策には対応していない

スタディサプリの英語コンテンツは主にリーディング・リスニング・文法に特化しており、英会話やスピーキングの練習には対応していません(英語4技能対策の別サービス「スタディサプリ English」は別料金)。

近年は高校入試・大学入試でも英語スピーキングの比重が増しており、特に都立高校入試のスピーキングテスト(ESAT-J)や英検のスピーキング対策が求められる場面が増えています。英語4技能をバランスよく伸ばしたい場合は、別途スピーキング対応の英語サービスを組み合わせる必要があります。

通信環境に依存するため、場所を選ぶ場合がある

スタディサプリはオンラインサービスのため、安定したインターネット環境が必要です。通信速度が遅い環境では動画が途切れたり、読み込みに時間がかかったりすることがあります。

また、一部の動画はダウンロード視聴にも対応していますが、すべての動画がオフライン対応しているわけではありません。旅行中や通学中の電車内など、通信が不安定な場所での学習には制限が出る場合があります。タブレット学習を電車内でもしっかり活用したい場合は、事前にダウンロード機能の対応状況を確認しておくことをおすすめします。


デメリットを克服!スタディサプリをうまく活用するコツ

ここまでデメリットをお伝えしてきましたが、使い方を工夫することでデメリットの多くは解消できます。実際にスタディサプリを上手に活用している家庭では、いくつかの共通した工夫が見られます。

週間学習スケジュールを親子で一緒に作る

スタディサプリを続けるための一番の工夫は、週ごとの学習スケジュールを親子で一緒に決めることです。「月・水・金の夜7時から30分だけ」など、無理のない目標を設定することがポイントです。

スケジュールを作る際は、以下の点を意識するとよいでしょう。

  • 1回の学習時間は短め(小学生なら15〜20分、中学生なら30〜45分)に設定する
  • やる単元をあらかじめ決める(「今週は英語の現在完了形」など具体的に)
  • 週末に振り返りの時間を設け、理解できたかどうかを確認する

このような仕組みをつくることで、「なんとなく動画を見て終わり」ではなく、目標を持って学習する習慣が身につきます。最初は保護者のサポートが必要ですが、半年ほど続けると自分でできるようになるお子さんも多いです。

他の教材・塾と組み合わせて使う

スタディサプリは単独で使うより、他の学習手段と組み合わせることで効果が高まります。たとえば以下のような組み合わせが効果的です。

  • 塾の補習用として活用:塾で習った単元をスタディサプリで復習する
  • 苦手単元の先取りに活用:次の学期で習う単元を事前に予習する
  • 市販の問題集と組み合わせる:スタディサプリで理解→問題集で演習、の流れをつくる

「スタディサプリだけで完結させよう」と思うと限界がありますが、インプット(理解)ツールとして割り切って使うと非常にコスパが高いサービスになります。特に中学生の場合、学校の定期テスト対策としてスタディサプリで苦手単元を復習するだけでも大きな効果が得られることがあります。

無料体験期間を最大限に活用する

スタディサプリには14日間の無料体験期間があります。この期間を使って、お子さんが実際に動画を視聴してみて「続けられそうか」「わかりやすいと感じるか」を確認することが大切です。

無料体験中に試してほしいことは以下の3つです。

  • お子さんが苦手な単元の授業動画を1本視聴してみる
  • 動画視聴後にテキストの問題を実際に解いてみる
  • 1週間後に「また使いたいか」をお子さんに確認する

無料体験を通じて「合う・合わない」を判断することが、後悔しないためのもっとも賢い方法です。体験せずにいきなり契約して「思っていたのと違った」となるのは避けたいところです。


スタディサプリに向いている子ども・向いていない子どもの特徴

最後に、スタディサプリが向いているお子さんと、他のサービスを検討したほうがよいお子さんの特徴をまとめます。これを参考に、お子さんに合った学習方法を選んでみてください。

スタディサプリが向いている子どもの特徴

以下のようなお子さんには、スタディサプリが効果的です。

  • 学校の授業についていくのに苦労している:基礎から丁寧に学び直せる
  • 特定の単元だけが苦手:必要な授業だけを選んで視聴できる
  • 塾に通う時間やお金の余裕がない:低コストで良質な授業が受けられる
  • 自分のペースで学習したい:何度でも繰り返し視聴できる

特に「塾は高くて通えないけど、何か学習サービスを取り入れたい」という家庭にとっては、コスパの高いファーストチョイスになります。月額2,000円以下でプロ講師の授業が見放題というのは、他のサービスではなかなかない強みです。

他のサービスも検討したほうがよい子どもの特徴

一方、以下のようなお子さんは、スタディサプリ以外のサービスとの組み合わせや切り替えを検討してみてください。

  • 中学受験(難関校)を目指している:専門の進学塾(SAPIX・日能研など)が必要
  • 誰かに教えてもらわないと理解できない:個別指導塾や家庭教師のほうが向いている
  • ゲーム感覚で楽しく勉強したい(低学年):スマイルゼミ・チャレンジタッチが向いている
  • 英語スピーキングを鍛えたい:スタディサプリENGLISHやオンライン英会話の活用を

「スタディサプリが合わない=勉強ができない」ではありません。子どもの学習スタイルや目標に合ったサービスを選ぶことが、一番の近道です。

まとめて比較!スタディサプリと他サービスの違い

サービス名月額の目安特徴向いているタイプ
スタディサプリ約2,200円〜動画授業・見放題自学自習できる子・復習重視
進研ゼミ(チャレンジ)約3,000円〜教材郵送・添削ありゲーム感覚・紙ベースが好きな子
スマイルゼミ約3,300円〜タブレット特化・自動採点デジタル好き・低学年
個別指導塾(トライ等)約20,000円〜対面・質問対応あり教えてもらいながら学びたい子

この比較表はあくまでも目安です。それぞれの家庭の状況や子どもの性格によって、最適なサービスは異なります。大切なのは「どれが一番安いか」ではなく、「子どもが継続して使えるか」という視点で選ぶことです。


まとめ

この記事では、スタディサプリのデメリットについて詳しく解説してきました。改めてポイントを振り返ると、以下のとおりです。

  • 自己管理が苦手な子どもには続けにくい
  • 動画を見るだけになってしまうリスクがある
  • 難関受験(中学受験・難関高校・最難関大学)には専門対策が別途必要
  • テキストは自分で印刷する手間がある
  • 英会話・スピーキング対策には別サービスが必要

ただし、これらのデメリットは使い方の工夫で多くが解消できます。週間スケジュールを作る・他の教材と組み合わせる・無料体験で向き不向きを確認するなど、少しの工夫で大きく変わります。

スタディサプリは「魔法のような万能ツール」ではありませんが、使い方さえ間違えなければコスパ最高の学習サービスです。お子さんの目標と学習スタイルに合った使い方を見つけて、賢く活用してみてください。